川添かはぞひ)” の例文
みなぎるばかりひかりつて、しかかるい、川添かはぞひみち二町にちやうばかりして、しろはしえたのが停車場ていしやばから突通つきとほしのところであつた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
時には寒いあをい色をした小さな沼のほとりの路に見えた。時には川添かはぞひの松原のさびしい中に見えた。かと思ふと、ある小さな町の夕日を受けた家並やなみの角に見えた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
かへりみすれば、川添かはぞひ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
流れてそゝぐ川添かはぞひ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
流れてそゝぐ川添かはぞひ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
秋は広瀬の川添かはぞひ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)