島守しまもり)” の例文
引取ひきともと主人しゆじん五兵衞方へあらためて養子にぞつかはしける然ば昨日迄きのふまでに遠き八丈の島守しまもりとなりし身が今日は此大家たいかの養子となりし事實に忠義の餘慶よけい天よりさいはひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
またおりふし夢野の神はしのびやかにきてひややかな私の眠りをいろいろの絵筆に彩ってゆく。それらのことを私は日にちこまごまと日記につけておく。これはこの島に隠れて島守しまもりの織る曼陀羅まんだらである。
島守 (新字新仮名) / 中勘助(著)
隠岐おき島守しまもり
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)