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岡惚
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おかぼれ
ふりがな文庫
“
岡惚
(
おかぼれ
)” の例文
長「大変な訳です、素人の時分からあなたに
岡惚
(
おかぼれ
)
で、此の三月の節句から仲の町へ出ると云うんで」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「粋と
云
(
い
)
はれて浮いた
同士
(
どし
)
」が「つひ
岡惚
(
おかぼれ
)
の浮気から」いつしか
恬淡洒脱
(
てんたんしゃだつ
)
の心を失って行った場合には「またいとしさが
弥増
(
いやま
)
して、深く鳴子の野暮らしい」ことを
託
(
かこ
)
たねばならない。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
で、お蔦は、たとい貴郎が、その癖、内々お妙さんに
岡惚
(
おかぼれ
)
をしているのでも可い。河野に添わせるくらいなら、貴郎の
令夫人
(
おくさん
)
にして私が
追出
(
おんだ
)
される方がいっそ増だ、とまで極端に排斥する。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その女が自分の大事な兄に
岡惚
(
おかぼれ
)
しているという話を
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
智慧が有るとか
財産
(
かね
)
が有るとか、官員に成っても
勅任
(
ちょくにん
)
にでもなれる人には惚れても
宜
(
よ
)
いが、只顔の綺麗なのを見て浮気な
岡惚
(
おかぼれ
)
をするのは、今開化の世の中には智慧のない話でございますが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
何だか嬉しくって成らねえ
事
(
こた
)
ア
無
(
ね
)
えね、もし旦那忘れもしない六年
跡
(
あと
)
のお祭で、兼ちゃんが思い切ってずうっと
手古舞
(
てこまい
)
になって出た姿が
大評判
(
おおひょうばん
)
で、半ちゃんがその時の姿を見て
岡惚
(
おかぼれ
)
をして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
所で森松が
岡惚
(
おかぼれ
)
をしましてちょく/\
家
(
うち
)
の前を通りまして
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
豊志賀が私の様な者に
一寸
(
ちょっと
)
岡惚
(
おかぼれ
)
をしたのでな
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
岡
常用漢字
小4
部首:⼭
8画
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
“岡惚”で始まる語句
岡惚帳