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屈伏
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くっぷく
ふりがな文庫
“
屈伏
(
くっぷく
)” の例文
何でも
宜
(
よ
)
い素晴らしくそしてしみじみと本質的なものに
屈伏
(
くっぷく
)
させられるような領土をかの女は世の中の方にもまだ欲しい。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
どうせ、こんな
手合
(
てあい
)
を
弁口
(
べんこう
)
で
屈伏
(
くっぷく
)
させる手際はなし、させたところでいつまでご交際を願うのは、こっちでご免だ。学校に居ないとすればどうなったって構うもんか。また何か云うと笑うに違いない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小作人は到底地主を
屈伏
(
くっぷく
)
することができなかった。
子供は虐待に黙従す
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
柔
(
やわら
)
かい筋肉とは無関係に、
角化質
(
かくかしつ
)
の堅い
爪
(
つめ
)
が短かく
尖
(
さき
)
の丸い
稚
(
おさ
)
ない指を
屈伏
(
くっぷく
)
させるように
確乎
(
かっこ
)
と並んでいる。
此奴
(
こいつ
)
の
強情
(
ごうじょう
)
!と、逸作はその爪を眼で
圧
(
おさ
)
えながら言った。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
屈
常用漢字
中学
部首:⼫
8画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“屈”で始まる語句
屈
屈竟
屈託
屈托
屈強
屈辱
屈指
屈曲
屈原
屈託顔