“くっぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屈伏60.0%
屈服40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小作人は到底地主を屈伏くっぷくすることができなかった。
子供は虐待に黙従す (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのやわらかい筋肉とは無関係に、角化質かくかしつの堅いつめが短かくさきの丸いおさない指を屈伏くっぷくさせるように確乎かっこと並んでいる。此奴こいつ強情ごうじょう!と、逸作はその爪を眼でおさえながら言った。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
何人なんびとが何といおうと、独本土上陸作戦を決行する吾輩の決意には、最早変りはない。ドイツを屈服くっぷくせしめる途はただ一つ、それより外に残されていないのである」
生きると答えると降参した意味で、死ぬと云うと屈服くっぷくしないと云う事になる。自分は一言ひとこと死ぬと答えた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)