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小舎人
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こどねり
ふりがな文庫
“
小舎人
(
こどねり
)” の例文
そこでなお、意地わるく、時の人びとは、かれらをよぶに、
雑色
(
ぞうしき
)
だの、
中間
(
ちゅうげん
)
だの、
小舎人
(
こどねり
)
などといい分ける代りに、ヘイライさんと、総称していた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
でも公事に
急
(
せ
)
かれては
其
(
その
)
儘
(
まま
)
には済まされぬので、保胤の
面目
(
めんぼく
)
無
(
な
)
さ、人々の厄介千万さも、御用の進行の
大切
(
だいじ
)
に押流されて了って人々に世話を焼かれて、御くらの
小舎人
(
こどねり
)
とかに帯を借りて
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
近衛
(
このえ
)
殿老女村岡、
御蔵
(
おくら
)
小舎人
(
こどねり
)
山科
(
やましな
)
出雲、三条殿家来丹羽
豊前
(
ぶぜん
)
、一条殿家来若松
杢
(
もく
)
、久我殿家来春日
讃岐
(
さぬき
)
、三条殿家来森寺
困幡
(
いなば
)
、一条殿家来入江
雅楽
(
うた
)
、大覚寺
門跡
(
もんぜき
)
内
六物
(
ろくぶつ
)
空万
(
くうまん
)
、三条殿家来富田織部。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「菊王は、後宇多の院の侍者、寿王冠者の弟とやら。——そして、とくより日野殿の内に
小舎人
(
こどねり
)
として飼われおる者とは、かねがね聞き及ぶところにござりまする」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その頃流行った“
蝦
(
えび
)
すくい
小舎人
(
こどねり
)
”は後のどじょう
掬
(
すく
)
いだし、遊女や白拍子のする“屏風隠れ”も“
住吉拳
(
すみよしけん
)
”も、また男の赤裸趣味や社交性とひとしく、数百年の変化もない。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“小舎人”で始まる語句
小舎人童