小瑕こゑび)” の例文
で、一かうすゞしさなんぞせつけない。……たゞ桟橋さんばしから、水際みづぎはから、すぐすくへる小瑕こゑびこと。……はじめ、はねうす薄萠黄うすもえぎせみが一ぴきなみうへいて、うごいてゐた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)