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小塚原
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こづかっぱら
ふりがな文庫
“
小塚原
(
こづかっぱら
)” の例文
其の昔罪人は日本橋を中央として、
東国
(
とうごく
)
の者ならば
小塚原
(
こづかっぱら
)
へ、
西国
(
さいこく
)
の者ならば鈴ヶ森でお仕置になりますのが例でございます。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
玉乗り
源氏節
(
げんじぶし
)
の踊を見に行くあり吉原
小塚原
(
こづかっぱら
)
の女郎屋をぞめき歩くもあり、やがて松葉屋に帰りて一泊す。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
人通りのない
小塚原
(
こづかっぱら
)
の
往還
(
おうかん
)
を、男女ふたりの影がならんでいそぐ——当り矢のお艶と蒲生泰軒。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それを越えると浅草町で、それからは家がなくなってお
仕置場
(
しおきば
)
の
小塚原
(
こづかっぱら
)
……
千住
(
せんじゅ
)
となります。
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
講釈師がよく
饒舌
(
しゃべ
)
る、
天保水滸伝
(
てんぽうすいこでん
)
中、笹川方の鬼剣士、
平手造酒猛虎
(
ひらてみきたけとら
)
が、
小塚原
(
こづかっぱら
)
で切取って、袖口に隠して、
千住
(
こつ
)
の小格子を
素見
(
ひやか
)
した、内から握って
引張
(
ひっぱ
)
ると、すぽんと抜ける
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
玄白たちが
小塚原
(
こづかっぱら
)
の刑場で罪人の
屍
(
しかばね
)
を
腑分
(
ふわけ
)
する時の緊張などを、先生は特徴のあるゆっくりした語調で説いて聞かせたが、あの最初の講義は、自分の前途を暗示し激励してくれているようで
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
小塚原
(
こづかっぱら
)
天王の祭礼で、千住大橋の上では、南北にわかれて、吉例の
大綱
(
おおづな
)
ひき。深川村と
葛飾村
(
かつしかむら
)
の
若衆
(
わかいしゅ
)
が、おのおの百人ばかりずつ、太竹ほどの大綱にとりつき、エッサエッサとひきあっている。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
この一行が千住の
小塚原
(
こづかっぱら
)
に着いた時分も、
朝未明
(
あさまだき
)
でありました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
長「なに
小塚原
(
こづかっぱら
)
へ往くと、己やらねえ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“小塚原(小塚原刑場)”の解説
小塚原刑場(こづかはらけいじょう、こづかっぱらけいじょう)は、江戸時代から明治初期にかけて存在した刑場である。
小塚原の地名は古塚原、または骨ヶ原(こつがはら)ともいう。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
塚
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“小塚”で始まる語句
小塚
小塚義太郎
小塚金太郎