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射当
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いあ
ふりがな文庫
“
射当
(
いあ
)” の例文
また
釣瓶落
(
つるべお
)
ちに
墜
(
お
)
ちるという
熟柿
(
じゅくし
)
のように真赤な夕陽が長い
睫
(
まつげ
)
をもった
円
(
つぶ
)
らな彼女の
双
(
そう
)
の眼を
射当
(
いあ
)
てても、呉子さんの姿は
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いや、自分の
弦
(
つる
)
をはなれた
矢
(
や
)
が、谷間へ落ちたものか、
的
(
まと
)
を
射当
(
いあ
)
てたものかぐらいなことは、
弓
(
ゆ
)
がえりのとたんに、この手もとへ感じるものでござる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いったい、あの男は、郷里にいた時分は、毎日、女を
射当
(
いあ
)
てに、狩猟には出る、衣装を誇って、村の酒屋は飲みつぶして歩くといったふうで、まあ、不良少年の大将みたいなものだったのさ。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“射”で始まる語句
射
射殺
射手
射貫
射出
射込
射干
射落
射竦
射水