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対者
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あいて
ふりがな文庫
“
対者
(
あいて
)” の例文
時には怒りも
憎
(
にく
)
みもします。しかしそれは私情の憎みや怒りとは違います。(私情で怒ったり
憎
(
にく
)
んだりした時は
直
(
す
)
ぐに私は自分に恥じます。そして
対者
(
あいて
)
につつしんであやまります。)
家庭愛増進術:――型でなしに
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
このときに、執術者は常に被術者の顔面と文字とを熟視し、かつ、手の感覚に注意するのであります。かかる間に、
対者
(
あいて
)
の心中を判断するものです。ちょっと西洋に読心術というのがあります。
妖怪談
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
また、男女間の
妬情
(
とじょう
)
に氏は
殆
(
ほとん
)
ど
白痴
(
はくち
)
かと思われる
位
(
くらい
)
です。が氏とて決して
其
(
それ
)
を全然感じないのではない
相
(
そう
)
ですが、それに
就
(
つ
)
いて
懸命
(
けんめい
)
になる先に氏は
対者
(
あいて
)
に許容を持ち得るとのことです。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それがまたなまじな
小言
(
こごと
)
などよりどれほどか深く
対者
(
あいて
)
の弱点を突くのです。また氏の家庭が氏の親しい
知己
(
ちき
)
か友人の来訪に
遇
(
あ
)
う時です、氏が氏の漫画一流の
諷刺
(
ふうし
)
滑稽
(
こっけい
)
を続出
風発
(
ふうはつ
)
させるのは。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“対者”の意味
《名詞》
何かの対象となる者。競技などの相手。
話者の聞き手、第二人称に含まれる者。
(出典:Wiktionary)
対
常用漢字
小3
部首:⼨
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“対”で始まる語句
対
対手
対峙
対岸
対馬
対向
対蹠的
対蹠
対坐
対照