みね)” の例文
新字:
かれそのみねしたまへりし大神、聞き驚かして、その室を引きたふしたまひき。然れども椽に結へる髮を解かす間に遠く逃げたまひき。
かれその木の實を咋ひ破り、赤土はにふくみてつばき出だしたまへば、その大神、呉公むかでを咋ひ破りて唾き出だすとおもほして、心にしとおもほしてみねしたまひき。
「この小刀もちて、天皇のみねしたまふを刺しせまつれ」といふ。