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富澤
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とみざは
呼出しに相成五兵衞より
親里の
富澤町甲州屋吉兵衞方へ知らす夫より
同道にて
彼土手下檢使の場へ
罷り出吉兵衞二男にて五兵衞方へ
養子に
遣はせし千太郎なる
旨口書になり右に付
死骸は
遁れ候も全く瀬川の
働きに候へば然のみ
損も之なく且又私し
抱への遊女敵討
仕つりしと申事外聞も
宜しく
旁々以て一向に申分御座なく候と申により
神妙なりと有て盜賊より
預りし金四百兩は取上の上
富澤町金七
淨瑠璃語君太夫へ渡され其方共
瀬川親子の者を