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宿主
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やどぬし
ふりがな文庫
“
宿主
(
やどぬし
)” の例文
「盗んで、罪をゆるしてくれもないものじゃ。……これ御亭主、客の盗難は、
宿主
(
やどぬし
)
も責めを負わずばなりますまい。なんとして下さるのじゃ」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると
宿主
(
やどぬし
)
の
珊瑚虫
(
さんごちゅう
)
はブツブツ言いながら身をちぢめますが、蟹は
大悦
(
おおよろこ
)
びで外へ出ます。青い青い広い海は、ところどころ白い
泡
(
あわ
)
を立てております。
椰子蟹
(新字新仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
土地と巡礼の心 その
宿主
(
やどぬし
)
(巡礼者)らのいうにはもはや我々の本業を始めんければならぬとこういい出したです。その仕事は何であるかというに遊猟に出掛けるという。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
この男の意志を
蹂躪
(
じゅうりん
)
し、彼からは全然独立した・意地の悪い存在のように、その濃紺の背広の
襟
(
カラー
)
と短く刈込んだ粗い頭髪との間に
蟠踞
(
ばんきょ
)
した肉塊——
宿主
(
やどぬし
)
の眠っている時でも
狼疾記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ひょっと
宿主
(
やどぬし
)
に難儀をかけようかと、それが気がかりでございますが、わたくしはともかくも、子供らに
温
(
ぬく
)
いお
粥
(
かゆ
)
でも食べさせて、屋根の下に休ませることが出来ましたら
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
宿主
(
やどぬし
)
の
執拗
(
しつよう
)
、
下僕
(
しもべ
)
の白状 ところが
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“宿主”の解説
宿主(しゅくしゅ、英語:host)あるいは寄主(きしゅ)とは、寄生虫や菌類等が寄生、又は共生する相手の生物。口語では「やどぬし」と訓読されるが、学術用語としては「しゅくしゅ」読みが正式である。
(出典:Wikipedia)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿痾
宿怨