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家鴨達
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あひるたち
可哀そうにこの
子家鴨だって、もとの
家鴨達が
少し
元気をつける
様にしてさえくれれば、どんなに
喜んでみんなと
一緒に
暮したでしょうに!
他の
家鴨達は、こんな、
足の
滑りそうな
土堤を
上って、
牛蒡の
葉の
下に
坐って、この
親家鴨とお
喋りするより、
川で
泳ぎ
廻る
方がよっぽど
面白いのです。
家鴨の
子達は
言われた
通りにしました。けれどもほかの
家鴨達は、じろっとそっちを
見て、こう
言うのでした。