“家定”の読み方と例文
読み方割合
いえさだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに議論百出してその帰趨を知らず、且つ内は将軍〔徳川〕家定いえさだ襲職のために繁忙を極めて、確たる外交方針を定める暇がなかった。
十三代の将軍温恭院殿おんきょういんでん家定いえさだ)の御台所みだいどころは、薩摩の島津斉彬しまづなりあきらの娘さんであります。お輿入こしいれがあってから僅か三年に満たないうちに、将軍が亡くなりました。
七月二十二日に将軍家慶いえよしこうじた。年六十一である。その第三子家定いえさだが将軍の職を襲いだ。年三十二である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)