“宝治”の読み方と例文
読み方割合
ほうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝治ほうじ元年の六月、前将軍頼経よりつねを立てようとして事あらわれ、討手うってのために敗られて、一族共に法華堂ほっけどうで自害した三浦若狭守泰村わかさのかみやすむらという人の名なぞも出て来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
後深草ごふかくさ天皇宝治ほうじ元年三月二十日、津軽の大浦というところに人魚はじめて流れ寄り、の形は、かしらに細き海草のごとき緑の髪ゆたかに、おもては美女のうれえを含み
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)