“宇都”の読み方と例文
読み方割合
うつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十団子」の句は、秋風の吹くころ、宇都(うつ)の山を越える時に作った句でありまして、その宇都の山の名物である十団子も以前よりは小粒になったというのであります。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
籠(こめ)し櫻山巡(めぐ)る麓(ふもと)に風薫(かほ)る時は卯月(うづき)の末の空花の藤枝(ふぢえだ)はや過て岡部に續く宇都(うつ)の山蔦(つた)の細道十團子(とほだんご)夢か現(うつゝ)にも人にも遇(あは)ぬ宇都の谷と彼の能因(のういん)が昔を今に振(ふり)も變らぬ梅若葉鞠子(まりこ)の宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上私し先年駿河國(するがのくに)阿部川村に母と一所に居十一歳の節一人の出家(しゆつけ)に勾引(かどはか)され宇都(うつ)の谷(や)地藏堂(ぢざうだう)まで引行(ひきゆか)れし處幸ひ向ふより參(まゐ)る旅(たび)人のあるにより時に取ての作意(さくい)にて小杉(こすぎ)の叔父(をぢ)樣と聲(こゑ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)