“孤篷庵”の読み方と例文
読み方割合
こほうあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多能な小堀遠州こぼりえんしゅうは、かつらの離宮、名古屋なごやの城および孤篷庵こほうあんに、彼が天才の著名な実例をのこしている。日本の有名な庭園は皆茶人によって設計せられたものである。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
だが祟りを怖れて売り払うようにとの夫人のいさめも公の熱愛を曲げる力がなかった。公の歿後嗣子月潭が再び腫物を病むに当って、いよいよ菩提寺たる京都紫野むらさきの大徳寺孤篷庵こほうあんに寄贈せられた。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)