“不孤庵”の読み方と例文
読み方割合
ふこあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、不孤庵ふこあんは、よほどその時には不意を食ったものと見えて、返事がいちいち怒りッぽい。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じく、医書生の寝ぼけ返辞はいたしますが、遂に起き出るしきもないので、不孤庵ふこあんはとうとうみずから蚊帳をくぐって、何かぶつぶつと口叱言くちこごとをいいながら、玄関の戸を開けに出ました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寝ぼけ眼をあいて、医者山田不孤庵ふこあんのつぶやきです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)