季寄きよせ)” の例文
此餅花は俳諧の古き季寄きよせにもいでたれば二百年来諸国にもあるは勿論もちろんなり。ちかごろ江戸にはによらず小児の手遊に作りあきなふときゝつ。
俳句季寄きよせの書には秋霜しゅうそうの題を設くといへども、その作例は殆んど見るなし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
それは季寄きよせなり歳時記なりをごらんになったらすぐ判ります。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
此餅花は俳諧の古き季寄きよせにもいでたれば二百年来諸国にもあるは勿論もちろんなり。ちかごろ江戸にはによらず小児の手遊に作りあきなふときゝつ。
俳諧はいかい季寄きよせ雪車そりを冬とするはあやまれり。さればとて雪中の物なれば春のには似気にげなし。古哥にも多くは冬によめり、じつにはたがふとも冬として可なり。
俳諧はいかい季寄きよせ雪車そりを冬とするはあやまれり。さればとて雪中の物なれば春のには似気にげなし。古哥にも多くは冬によめり、じつにはたがふとも冬として可なり。
氷室ひむろといふ事、俳諧の季寄きよせといふものなどにもみえたればあまねくひとの知りたる事にて、周礼にもいでたれば唐土のむかしにもありしことなり。 御国みくには仁徳紀に見えたればその古きを知るべし。
氷室ひむろといふ事、俳諧の季寄きよせといふものなどにもみえたればあまねくひとの知りたる事にて、周礼にもいでたれば唐土のむかしにもありしことなり。 御国みくには仁徳紀に見えたればその古きを知るべし。