子犬こいぬ)” の例文
青年せいねんは、二人ふたり子供こどもが、子犬こいぬのために牛乳ぎゅうにゅうさがしている、やさしいこころをいじらしくおもわずにはいられませんでした。
野菊の花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
クリストフはほかにすることもなかったので、あとからついていった。そしていつもの通り、子犬こいぬのようにじゃれついていじめた揚句あげく、とうとういきらして、小父おじの足もとのくさの上にねころんだ。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)