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妖々
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ようよう
ふりがな文庫
“
妖々
(
ようよう
)” の例文
比丘尼
(
びくに
)
小町うんぬんの
妖々
(
ようよう
)
たるなぞのみでしたから、名人の秀麗な面がしだいしだいに
蒼白
(
そうはく
)
の度を加え、烱々たるまなざしが静かに徐々に閉じられて
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
一
丈
(
じょう
)
あまりな
白木
(
しらき
)
の十字架は、八人の手下にゆらゆらとささえられ、すぐそばに
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
が、
南蛮錦
(
なんばんにしき
)
の
陣羽織
(
じんばおり
)
に身をつつみ、
白馬
(
はくば
)
にまたがり、十二
鉄騎
(
てっき
)
にまもられながら、
妖々
(
ようよう
)
と
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藤の根に
猫蛇
(
びょうだ
)
相搏
(
あいう
)
つ
妖々
(
ようよう
)
と
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
ジャカジャカチンチンと下座のおはやしが始まるといっしょに、
嫣然
(
えんぜん
)
として右門主従三名のほうへ
媚
(
こ
)
びの笑いを投げかけながら、
妖々
(
ようよう
)
とそこに競い咲くごとく姿を見せた者は
右門捕物帖:14 曲芸三人娘
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
奇怪も奇怪! ぶきみもぶきみ! 事実はがぜんここにいたって
妖々
(
ようよう
)
と、さらにいっそうの怪奇ななぞと疑雲に包まれ終わったかと思われましたが、しかし、両名の陳述を聴取するや同時
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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妖々
(
ようよう
)
として現われ出たものは、まだ二十六、七歳のあだめかしい、根下がりいちょうに結った青白い女の顔でしたから、ふたりが等しく意外な面持ちに打たれているとき、突然でありました。
右門捕物帖:13 足のある幽霊
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
その両眼が物におびえでもしたかのごとく
妖々
(
ようよう
)
としてさえ渡りました。
右門捕物帖:24 のろいのわら人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
針です! 針です! ぶきみに
妖々
(
ようよう
)
と
研
(
と
)
ぎすまされた長い針なのです。
右門捕物帖:26 七七の橙
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
妖
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
々
3画
“妖”で始まる語句
妖
妖怪
妖精
妖女
妖艶
妖気
妖術
妖怪変化
妖婦
妖魔