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奴袴
ふりがな文庫
“奴袴”の読み方と例文
読み方
割合
ぬばかま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬばかま
(逆引き)
骨組の
逞
(
たくま
)
しい大男で、頭に
烏帽子
(
ゑぼし
)
を戴き、身に
直垂
(
ひたゝれ
)
を著、
奴袴
(
ぬばかま
)
を
穿
(
は
)
いて、
太刀
(
たち
)
を
弔
(
つ
)
つてゐる。能呂は隊の行進を停めて、其男を呼び寄せさせた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
彼はわざと
拗
(
す
)
ねたのであろう、きょうの華やかな宴の莚に
浄衣
(
じょうえ
)
めいた白の
直衣
(
のうし
)
を着て、同じく白い
奴袴
(
ぬばかま
)
をはいていた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
冷え性ださうで、腰へ綿の入つた
奴袴
(
ぬばかま
)
のやうなものを當てて、肥つた身體をえごちやらと自分を追ひ𢌞した。
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
奴袴(ぬばかま)の例文をもっと
(5作品)
見る
“奴袴”の意味
《名詞》
指貫の異称。
(出典:Wiktionary)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
袴
漢検準1級
部首:⾐
11画
“奴”で始まる語句
奴
奴隷
奴等
奴僕
奴婢
奴輩
奴凧
奴原
奴姿
奴国
“奴袴”のふりがなが多い著者
上司小剣
吉川英治
森鴎外
山本周五郎
岡本綺堂