その柱に添うて女竹のような竹が二三本立ち、小さなその葉がじっと立っていた。
城山へ遠足に行った時なんか、弁当を開くと、裏で出来た女竹の煮たのが三切れはいっていて、大阪の鉄工場へはいっていた両親を、どんなにか私は恋しく思った事です。——冬に近い或る夜。
“女竹(メダケ)”の解説
メダケ(雌竹)は関東地方以西の本州、四国、九州、琉球まで広く分布する多年生常緑笹の一種。主に川岸や海辺の丘陵などに群生する。稈の高さは2〜8mほど、直径1〜3cm程度で笹としては大きい部類だが、その姿はすらっと細く伸び女性を思わせる。別名、シノタケ(篠竹)、オンナダケ、メダケ(女竹)、ニガタケ(苦竹)、カワタケ(川竹)、ナヨタケ。
筍皮は緑暗色のち白黄色で、緑色の無毛滑らかな円筒形で中空の稈のほぼ中ほどまでの長さがあり、落ちずにいつまでも稈に残る。節間は約15cm。節は低い。稈は柔らかく通常無毛、またねばり強いので篠笛や煙管、筆軸、かごなどの竹細工に向く。
(出典:Wikipedia)
筍皮は緑暗色のち白黄色で、緑色の無毛滑らかな円筒形で中空の稈のほぼ中ほどまでの長さがあり、落ちずにいつまでも稈に残る。節間は約15cm。節は低い。稈は柔らかく通常無毛、またねばり強いので篠笛や煙管、筆軸、かごなどの竹細工に向く。
(出典:Wikipedia)