夫切それきり)” の例文
夫切それきりたえ此落語このらくごふものはなかつたのでございます。それよりくだつて天明てんめいねんいたり、落語らくごふものが再興さいこういたしました。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
人の世話にて先頃さきごろ若い者に召抱めしかゝ荷擔にかつぎにも連れ使ひにも出せしに至極實體につとむる故或時新町の出入先よりあつらへの金銀物をもたせ使ひにやりしに夫切それきり一向歸り來らず依て心配なし使ひ先を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)