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太紐
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ふとひも
ふりがな文庫
“
太紐
(
ふとひも
)” の例文
鼠が二、三匹棒のようにつながり、膝の向こうを横切って走り、
太紐
(
ふとひも
)
のような
鼬
(
いたち
)
がその後から、背を波立たせて追って行った。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
黒鹿毛
(
くろかげ
)
の
鞍
(
くら
)
つぼへ踏み
跨
(
またが
)
った自分の胴脇へ、遠目にも派手やかな古代紫の
太紐
(
ふとひも
)
で、八雲のからだを
確乎
(
しっか
)
とくくりつけていた。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肩や
両脇
(
りょうわき
)
を
太紐
(
ふとひも
)
で荒くかがって風の
抜
(
ぬ
)
けるようにしてある
陣羽織
(
じんばおり
)
式の青海流の水着を
脱
(
ぬ
)
ぐと下から黒の水泳シャツの張り付いた小初の
雄勁
(
ゆうけい
)
な身体が
剥
(
む
)
き出された。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
紐
漢検準1級
部首:⽷
10画
“太”で始まる語句
太
太陽
太刀
太鼓
太息
太夫
太郎
太々
太腿
太閤