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天秤
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はかり
ふりがな文庫
“
天秤
(
はかり
)” の例文
請ふ告げよ、人その破れる誓ひの爲、汝等の
天秤
(
はかり
)
に
懸
(
か
)
くるも輕からぬほど他の善をもて汝等に
贖
(
あがなひ
)
をなすことをうるや。 一三六—一三八
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「願くはわが
憤恨
(
いきどおり
)
の
善
(
よ
)
く
権
(
はか
)
られ、わが
懊悩
(
なやみ
)
のこれと向いて
天秤
(
はかり
)
にかけられんことを」というは、友の観察の浅きを責めし語である。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
鴈治郎と延若とを、レオナルドとアンゼロとに比べるのは、
藁稭
(
わらしべ
)
と
黄金
(
きん
)
の
塊
(
かたまり
)
の目方を引くやうなもので、
天秤
(
はかり
)
を神経衰弱にするに過ぎないが、
然
(
しか
)
し先輩後輩の関係だけには一寸似寄つた
節
(
ふし
)
がある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
是故に己が
價値
(
ねうち
)
によりていと重くいかなる
天秤
(
はかり
)
をも
引下
(
ひきさ
)
ぐる物にありては、他の
費
(
つひえ
)
をもて
償
(
つぐな
)
ふことをえざるなり 六一—六三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
これと
相對
(
あひむか
)
ひてめぐる
夜
(
よ
)
は、
天秤
(
はかり
)
(こは夜の長き時その手より落つ)を持ちてガンジェを去れり 四—六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
〔汝等の天秤〕天上の
天秤
(
はかり
)
に。神の正義が、かゝる善行をもてこの罪を贖ふに足るとなすまで
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
イベロは高き
天秤
(
はかり
)
の下にあり 一—
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“天秤”の意味
《名詞》
天 秤(てんびん)
棒の両端に重量のあるものを取り付け、間の一点でつりあうようにしたもの。はかりや物を運搬する際に用いる方法。
語義1の方法を用いたはかりである天秤ばかりの略称。
(出典:Wiktionary)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
秤
漢検準1級
部首:⽲
10画
“天秤”で始まる語句
天秤棒
天秤宮
天秤商人
天秤室
天秤星座