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藁稭
ふりがな文庫
“藁稭”の読み方と例文
読み方
割合
わらしべ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらしべ
(逆引き)
第一、絵巻を見ても分るように、庶民の女は髪を
藁稭
(
わらしべ
)
や紙で結え、染色を使わない着物を着て、殆んど裸足で働いて暮した。
私たちの建設
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
所帯道具がふえたじゃないかと笑った人があるが、たとえば僕が一羽の燕であるとすれば、僕にとって七輪や鍋は燕がその巣を造るために口に
銜
(
ふく
)
んでくる泥や
藁稭
(
わらしべ
)
の
類
(
たぐ
)
いに相当するであろう。
落穂拾い
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
鴈治郎と延若とを、レオナルドとアンゼロとに比べるのは、
藁稭
(
わらしべ
)
と
黄金
(
きん
)
の
塊
(
かたまり
)
の目方を引くやうなもので、
天秤
(
はかり
)
を神経衰弱にするに過ぎないが、
然
(
しか
)
し先輩後輩の関係だけには一寸似寄つた
節
(
ふし
)
がある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
藁稭(わらしべ)の例文をもっと
(3作品)
見る
藁
漢検準1級
部首:⾋
17画
稭
部首:⽲
14画
“藁”で始まる語句
藁
藁草履
藁葺
藁屋
藁屑
藁屋根
藁沓
藁束
藁苞
藁人形
“藁稭”のふりがなが多い著者
小山清
薄田泣菫
宮本百合子