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わらしべ
ふりがな文庫
“わらしべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
藁稭
60.0%
藁蘂
20.0%
藁蕊
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藁稭
(逆引き)
所帯道具がふえたじゃないかと笑った人があるが、たとえば僕が一羽の燕であるとすれば、僕にとって七輪や鍋は燕がその巣を造るために口に
銜
(
ふく
)
んでくる泥や
藁稭
(
わらしべ
)
の
類
(
たぐ
)
いに相当するであろう。
落穂拾い
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
わらしべ(藁稭)の例文をもっと
(3作品)
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藁蘂
(逆引き)
それに狙はれては、
藁蘂
(
わらしべ
)
の髮を結つた小田原在の
爺
(
とつ
)
さん、お
臍
(
へそ
)
と
接吻
(
キツス
)
させて置いた財布でも、無事では濟まなかつたでせう。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藁蘂
(
わらしべ
)
で結つた油氣のない髮は、半分白髮が交つて、多年日光の下で燒き上げた澁紙色の皮膚、遠州
縞
(
じま
)
の單衣の尻を端折つて、
淺葱色
(
あさぎいろ
)
の股引は
海藻
(
もくづ
)
を
綴
(
つゞ
)
つたやうに
繼
(
つぎ
)
だらけです。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
わらしべ(藁蘂)の例文をもっと
(1作品)
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藁蕊
(逆引き)
ひと束ねにして
藁蕊
(
わらしべ
)
で結んでいる髪の毛は、半ば灰色で少しも
艶
(
つや
)
がなく、痩せて骨ばった顔は蒼黒く、皮膚はかさかさに乾いているうえに皺だらけであった。
赤ひげ診療譚:02 駈込み訴え
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
わらしべ(藁蕊)の例文をもっと
(1作品)
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