大丈夫でえじょうぶ)” の例文
清「大丈夫でえじょうぶだ、あゝゝ魂消たあんまり小言を云わねえがえよ、義理立をして見す/\子を殺すようなことが出来る、もう其様そんなに心配しねえが宜えよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
飯焚女めしたきおんなは帰ってしまいましたし、ドーブレク代議士が信用してるレオナールて男は、主人を迎えかたがた巴里パリーへ行きましたから、一時を過ぎなきゃ、大丈夫でえじょうぶけえって来ません』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
作「静かにたって、大丈夫でえじょうぶ人子ひとっこ一人通らねえ土手下の一軒家田や畑で懸隔かけへだって誰も通りゃアしねえから心配しんぺえねえよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
勝「ウムヽヽヽヽ、違えねえあの一件か、良うがすとも大丈夫でえじょうぶでげす、御心配ごしんぺえなせえますな、ナニ訳アねえや直ぐ」
安「本当です、伊皿子の仙太郎親方という恐ろしい気象の親切なお方だから大丈夫でえじょうぶだ、平気のへのへで居ねえ」
與「大丈夫でえじょうぶだよ、お母様ア己が連れて来るよ、其様な事を云うと悲しくってけえれねえから這入ってお呉んなさえよ、ア、赤ん坊が泣くよ、憫然かわいそうに本当に泣けねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚「もう居やアしめえ、大丈夫でえじょうぶだ、美人いゝおんななら殺すだろうが、おめえのような爺さんを殺す気遣いはねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仙「ナニ大丈夫でえじょうぶでござえやす、遅くも今夜の亥刻よつ時分までにけえって来て、芽出度めでたく祝いをしましょう」
真間の根本にいるお侍さんで、あきねえをして居る、かて大丈夫でえじょうぶの人が山を見てえと云うんだがと頼むと、そんだら連れてうと斯ういうわけでおらハア先方むこうへ頼んで置いたから
男「なに大丈夫でえじょうぶだ、己が附いてるから」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
兼「大丈夫でえじょうぶだよ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)