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夜蕎麦売
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よそばうり
ふりがな文庫
“
夜蕎麦売
(
よそばうり
)” の例文
此の通り
徳利
(
とくり
)
を提げて来た、一升ばかり分けてやろう別に
下物
(
さかな
)
はないから、
此銭
(
これ
)
で何ぞ
嗜
(
すき
)
な物を買って、
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
が来たら窓から買え
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
家ごとに
焚
(
た
)
く
盂蘭盆
(
うらぼん
)
の
送火
(
おくりび
)
に
物淋
(
ものさび
)
しい風の
立初
(
たちそ
)
めてより、道行く人の
下駄
(
げた
)
の音夜廻りの拍子木犬の
遠吠
(
とおぼえ
)
また
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
の呼声にも
俄
(
にわか
)
に物の哀れの誘われる折から、わけても今年は
御法度
(
ごはっと
)
厳しき浮世の秋
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
人の
家
(
うち
)
は何うも寝附の悪いもので、モジッカして居りまする内に、段々更け渡り、世界が
寂
(
しん
)
といたし、聞えるものは河岸へ
中
(
あた
)
る浪の音、
微
(
かす
)
かに茶飯屋と
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
の声のみで
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
の
行燈
(
あんどう
)
淋し
気
(
げ
)
に残る川端の夜景はわれを酔はしむ。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
の
行燈
(
あんどう
)
淋
(
さび
)
し
気
(
げ
)
に残る川端の夜景はわれを
酔
(
え
)
はしむ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
蕎
漢検準1級
部首:⾋
15画
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“夜蕎麦”で始まる語句
夜蕎麦