“多(あまた)” の例文
「我、兄と鉤(つりばり)を易へて、その鉤を失ひつ。ここにその鉤を乞へば、多(あまた)の鉤を償へども、受けずて、なほその本の鉤を得むといふ。かれ泣き患ふ」
命(みこと)を仰ぎ待ちつる間に、已に多(あまた)の年を經て、姿體(かほかたち)痩(やさか)み萎(かじ)けてあれば、更に恃むところなし。