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多度
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たんと
ふりがな文庫
“
多度
(
たんと
)” の例文
何でもこの位の眼鏡は西洋にも
多度
(
たんと
)
御座いませんさうで、
招魂社
(
しようこんしや
)
のお祭の時などは、
狼煙
(
のろし
)
の人形が
能
(
よ
)
く見えるのでございます。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「私も花をあんなものにくれておくのは惜しいでやすよ。
多度
(
たんと
)
でもないけれど、商売の資本まで卸してやったからね」
躯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
恐
(
おそ
)
らく
妙齡
(
としごろ
)
の
娘
(
むすめ
)
が
横腹
(
よこばら
)
を
抱
(
かゝ
)
へながら
歩
(
ある
)
いたのも
多度
(
たんと
)
はあるまいし、
亦
(
また
)
お
帳場
(
ちやうば
)
を
持
(
も
)
つて
歩
(
ある
)
いた
女房
(
かみさん
)
も
澤山
(
たんと
)
はあるまい。
何
(
ど
)
うしても
其
(
そ
)
の
光景
(
くわうけい
)
が、
吉原
(
よしはら
)
の
大門
(
おほもん
)
の
中
(
なか
)
で
演
(
や
)
る
仕事
(
しごと
)
なんです。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蒲「さう、
多度
(
たんと
)
も行かんが、
天狗
(
てんぐ
)
の風早に二十遣るのさ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「
多度
(
たんと
)
お言ひな」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“多度”で始まる語句
多度津
多度上
多度山
多度村
多度津湊