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外方
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そと
ふりがな文庫
“
外方
(
そと
)” の例文
外方
(
そと
)
を見ながら、「誰か人が来たようだな。道具を買おうと言うのだろうが、あわよくば持逃げするのさ。私は行って見て来るからね」
故郷
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
かえって遠くに売りあるく鍋焼
饂飩
(
うどん
)
の呼び声の、
幽
(
かす
)
かに
外方
(
そと
)
より
家
(
や
)
の
中
(
うち
)
に浸みこみ来たるほどなりけり。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
人夫達は荷造りの手を止めると、思い/\に腰を下して、
外方
(
そと
)
を向きながら煙草を吸い出した。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
むかし、ひどい怪我をしたのらしく、右の後脚がうんと
外方
(
そと
)
へねじれてしまい、ほかの三本の肢より二寸ばかりみじかい。肢をピョンといちど外へ
蹴
(
け
)
だしてから、探るような恰好で
蹄
(
ひずめ
)
を地面におろす。
キャラコさん:10 馬と老人
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そして身体をちょっと振って、
外方
(
そと
)
を見た。
雪の夜
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
▼ もっと見る
お浪は
既
(
はや
)
寝し猪の助が枕の方につい坐つて、呼吸さへせぬやう此もまた静まりかへり居る淋しさ。却つて遠くに売りあるく鍋焼饂飩の呼び声の、幽に
外方
(
そと
)
より
家
(
や
)
の中に浸みこみ来るほどなりけり。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠