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外妾
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がいしょう
ふりがな文庫
“
外妾
(
がいしょう
)” の例文
美濃
(
みの
)
の奇傑斎藤
義龍
(
よしたつ
)
の
外妾
(
がいしょう
)
の子五郎左衛門、世を忍ぶ名を
富田勢源
(
とだせいげん
)
と云った
世
(
よ
)
すね
人
(
びと
)
が、宇宙の大理から感応自得して工夫を積んだ秘術で
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その他なお商家の
豪奢
(
ごうしゃ
)
を尽したる例甚だ多く、
就中
(
なかんずく
)
外妾
(
がいしょう
)
を
蓄
(
たくわ
)
うること商人に最も多くして、手代の
輩
(
やから
)
に至るまで
窃
(
ひそか
)
に養わざるものなしという。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
倉地が
外妾
(
がいしょう
)
を
二人
(
ふたり
)
持ってるといううわさは初耳ではあるけれども、それは新聞の記事であってみればあてにはならない。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
それが、ある女に子まで産ましているという事がわかった。その女はある顕官の
外妾
(
がいしょう
)
で、川上はその女を、上野
鶯渓
(
うぐいすだに
)
の塩原温泉に忍ばせてあるという事までが知れた。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
しかし倉地には
二人
(
ふたり
)
ほどの
外妾
(
がいしょう
)
があると付け加えて書いてあるのを見て、ほんとうにあなたをお気の毒に思いました。この手紙を皮肉に取らないでください。
僕
(
ぼく
)
には皮肉はいえません。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠