変化自在へんげじざい)” の例文
あいかわらず、俺あ、伊賀者の生れつきにものをいわせて、変化自在へんげじざいにとびあるいているんだよ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
変化自在へんげじざいの身であってみると、必ずしも美人だけにしか化けられないと固定したものではない。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
頼光らいこう天子てんしさまのおいいつけをうかがいますと、すぐかしこまってうちへかえりましたが、なにしろ相手あいて人間にんげんちがって、変化自在へんげじざいおにのことですから、おおぜい武士ぶしれて行って
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ところが形勢けいせいはガラリとかわって、なにごとぞ、四天王てんのう以下の面々は名もなき野武士のさきにかけまわされ、胡蝶こちょうじん変化自在へんげじざいの陣法にげんわくされて、浮き足みだしてくずれ立ってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)