壮健たつしや)” の例文
旧字:壯健
働好な、壮健たつしやな、人の好い、しかも子の無い叔母は、いつまでも児童こどものやうに丑松を考へて居るので、其児童扱こどもあつかひが又、些少すくなからず丑松を笑はせた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その時父は、『壮健たつしやで豪い人になつてくれ。それ迄は死なないで待つて居るぞ。石本の家を昔に還して呉れ。』
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ただ幸いに私の父は今なほ壮健たつしやで居りまして、大いに私の多年の辛苦を憐れんでくれまして、老躯がよしなき干渉より、あつたら若木の枝を折らせし事よとて
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
『皆壮健たつしやります。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
いまは壮健たつしやで東京で
長長秋夜 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
『事業? 壮健たつしやに成ればいくらでも事業は出来ますわ。あゝ、一緒に東京へ帰つて下されば好いんですのに。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
いまは壮健たつしやで東京で
まだ覚えて居るが、の時の投票は、僕がそれ大食家さ。しかし大食家と言はれる位に、彼の頃は壮健たつしやでしたよ。それからの僕の生涯は、実に種々いろ/\なことが有ましたねえ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)