執權しつけん)” の例文
新字:執権
「親分も知つて居なさるでせう、十二そうえのき長者——新宿から角筈へかけて、一番大地主で、家には鎌倉の執權しつけんとかの、お墨附を持つて居る」
ふくたくめる奸賊かんぞくも有り面體見惡みにくき者の申立る事は言葉續きあららかにしていつはかざやうに聞え品に因ては裁許さいきよあやまりなしとも云難し然れば鎌倉七世の執權しつけん北條時宗を輔佐ほさして問注所もんちうしよの總裁職を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)