すわっ)” の例文
めるや酒の酔もめ、頭の上には里子が心配そうに僕の顔を見てすわって居ました。母はぐ鎌倉に引返したのでした。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何か火急の要事が有るようでまた無いようで、無いようでまた有るようで、立てもいられずすわってもいられず、どうしてもこうしても落着かれない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)