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均斉
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きんせい
ふりがな文庫
“
均斉
(
きんせい
)” の例文
旧字:
均齊
成程
均斉
(
きんせい
)
はとれているが、なまめかしい
章魚
(
たこ
)
をみるようで尊厳さがない。この像を拝した人の心理は私には不可解である。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
空気のいささかな動揺にも、対比、
均斉
(
きんせい
)
、調和、平衡等の美的方則を破らないよう、注意が
隅々
(
すみずみ
)
まで行き渡っていた。
猫町:散文詩風な小説
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
肩付きの
逞
(
たくま
)
しさは
閂
(
かんぬき
)
のよう、十分弾力を秘めたらしいひき締った
手肢
(
てあし
)
、身長、肉付き、
均斉
(
きんせい
)
といい理想的ヘルメス型の、この男には男惚れさえしよう。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
均斉
(
きんせい
)
のとれた四
股
(
し
)
、
筋肉
(
きんにく
)
の見事さ。春とは見ちがえるばかり
上
(
う
)
わ
背丈
(
ぜい
)
も育っている。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それはよく整い、よく接合し、
鱗形
(
うろこがた
)
に並び、直線をなし、
均斉
(
きんせい
)
を保ち、しかも
凄惨
(
せいさん
)
な趣があった。学理と暗黒とがこもっていた。
防寨
(
ぼうさい
)
の首領は、幾何学者かもしくは幽鬼かと思われた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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彼の指揮する管絃楽の、確固たる正確さ、メトロノーム的な
均斉
(
きんせい
)
さ、常に美妙な色合いを失わない演奏法を、激称した。次の音楽会には、チェルニーの急速なる練習曲を演奏するがいいと提議した。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“均斉”の意味
《名詞》
「均整」の別表記。
(出典:Wiktionary)
均
常用漢字
小5
部首:⼟
7画
斉
常用漢字
中学
部首:⽂
8画
“均”で始まる語句
均
均衡
均霑
均齊
均整
均一
均合
均等
均一本