トップ
>
国舅
>
こっきゅう
ふりがな文庫
“
国舅
(
こっきゅう
)” の例文
おかすものと見て、一時に憤激したものでしょう。……や、や? ……
国舅
(
こっきゅう
)
、あなたは何故、わたくしの言を聞いて泣かれるのですか
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その推移をながめながら、
怏々
(
おうおう
)
と、ひと知れず心を苦しめていたひとは、この
国舅
(
こっきゅう
)
とよばるる車騎将軍——
董承
(
とうじょう
)
であった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父の吉平は、知ってのとおり、
国舅
(
こっきゅう
)
の
董承
(
とうじょう
)
と計って、曹操をのぞかんとし、かえって事あらわれて、曹操に斬られた者だ。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「左様ですかの。何せい、はやく
国舅
(
こっきゅう
)
がおなおりくださらぬと、陛下のご
軫念
(
しんねん
)
もひとかたではございませぬ。きのうも今朝も、ご下問がございました」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かつて彼の命の下にあえなき最期をとげた漢朝の
伏
(
ふく
)
皇后や、
董
(
とう
)
貴妃や、また
国舅
(
こっきゅう
)
董承
(
とうじょう
)
などの一族があらわれて、
縹渺
(
ひょうびょう
)
と、血にそみた
白旗
(
はっき
)
をひるがえして見せ、また雲の中に
金鼓
(
きんこ
)
を鳴らし
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
当然、それとともに曹操もまた、
国舅
(
こっきゅう
)
という容易ならぬ身分を加えた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「……馬騰。忘れはおるまいな。むかし
国舅
(
こっきゅう
)
の
董承
(
とうじょう
)
と汝へ降した
朕
(
ちん
)
の
衣帯
(
いたい
)
の密詔を。……あの折は、未然に事やぶれたが、このたびそちが上洛の由を聞いて、いかに朕が心待ちしていたかを察せよ」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
舅
漢検1級
部首:⾅
13画
“国”で始まる語句
国
国許
国境
国府津
国中
国是
国府
国手
国人
国土