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嚥下
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のみくだ
ふりがな文庫
“
嚥下
(
のみくだ
)” の例文
渇
(
かわ
)
いた時水を飲むのは病毒を
嚥下
(
のみくだ
)
すという危険があるばかりでなく、胃中へ水が
溜
(
た
)
まって吸収されませんから非常に消化器を害します。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「何ともいえないので、まるで熱鉄を
嚥下
(
のみくだ
)
す心持でがすよ。はあ、それじゃ
昨日
(
きのう
)
、晩方にも苦しみましたな。」
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
アンディーヴの截片はお絹の口の中で慎重に
噛
(
か
)
み砕かれた。
青酸
(
あおずっぱ
)
い滋味が
漿液
(
しょうえき
)
となり
嚥下
(
のみくだ
)
される
刹那
(
せつな
)
に、あなやと心をうつろにするうまさがお絹の胸をときめかした。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
城介は皆の見ている前でそれを口に含み、一気にパイチュウで
嚥下
(
のみくだ
)
した。
狂い凧
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
彼
(
かれ
)
は
腹
(
はら
)
に一
杯
(
ぱい
)
になる
迄
(
まで
)
には、
缺
(
か
)
けた
齒齦
(
はぐき
)
で
噛
(
か
)
んで
嚥下
(
のみくだ
)
して
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
と
頤
(
おとがひ
)
を突出して、喉仏を見せて
嚥下
(
のみくだ
)
す時の様子をする。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
手品を使うと称して、
嚥下
(
のみくだ
)
した
真鍮煙管
(
しんちゅうきせる
)
——
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“嚥下”の意味
《名詞》
嚥下(えんげ / えんか)
物をぐっと飲み込むこと。食物・飲料・薬などを口、のど、食道を経て胃に取り込むこと。
(出典:Wiktionary)
“嚥下(摂食・嚥下)”の解説
摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)は、食物を認識して口に取り込むことに始まり、胃に至るまでの一連の過程を指す。これらの過程のどこかが障害されると、摂食・嚥下障害となる。
(出典:Wikipedia)
嚥
漢検1級
部首:⼝
19画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“嚥下”で始まる語句
嚥下物