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嗅煙草
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かぎたばこ
ふりがな文庫
“
嗅煙草
(
かぎたばこ
)” の例文
しかし老人は子供のようにちょいと首を振ったなり、古風な
象牙
(
ぞうげ
)
の
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
入れを出した。これもどこかの博物館に並んでいたのを見た通りである。
不思議な島
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
君は私の
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
入れを見たことがあるだろうね? で君は私が嗅煙草を取り出すのは一度も見たことがないだろう。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
苦虫をかみつぶしたような顔つきで、
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
でよごれた着物を着て、
木箆
(
きべら
)
(5)
を手にしながら学校の
峻厳
(
しゅんげん
)
な法則を執行していた人なのであろうか? おお
ウィリアム・ウィルスン
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
頓
(
やが
)
て彼れ
衣嚢
(
かくし
)
を探り
最
(
いと
)
太
(
ふと
)
やかなる
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
の箱を
取出
(
とりいだ
)
し幾度か鼻に当て我を忘れて其香気を
愛
(
めず
)
る如くに見せ
掛
(
かく
)
る、
去
(
さ
)
れど余は
兼
(
かね
)
てより彼れに此癖あるを知れり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
あたかも
拇指
(
おやゆび
)
の先に一摘まみのフレデリック大王の
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
でも持ってるようにおごそかに息を吸い込んで、それからパン屋にまっ正面から次の激語を浴びせかけた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
「ヤッ! これはこれは
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
じャ!」とブラウンが云った。
作男・ゴーの名誉
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
僕は大臣にさよならを言って、金製の
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
入れをテーブルの上に置いたまま、すぐ帰ってきた。
盗まれた手紙
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
芝居
(
しばい
)
の女優を
喝采
(
かっさい
)
してはおのれの趣味を示さんとし、兵営の将校と争論してはおのれの勇者なるを
衒
(
てら
)
い、狩猟をし、煙草をふかし、
欠伸
(
あくび
)
をし、酒を飲み、
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
をかぎ、
撞球
(
たまつき
)
をし
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
いままで四年間、レスパネエ夫人に少量の煙草および
嗅煙草
(
かぎたばこ
)
を売っていた。その付近で生れ、ずっとそこに住んでいる。夫人と娘とは、その死体の見出された家に六年以上住んでいた。
モルグ街の殺人事件
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
嗅
常用漢字
中学
部首:⼝
13画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“嗅煙草”で始まる語句
嗅煙草入