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和訓
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わくん
草花も蝶に化する事
本草にも見えたり。蝶の
和訓をかはひらこといふは
新撰字鏡にも見えたれど、さかべつたうといふ
名義は
未考ず。
しかしここに
奇態に思うことは、古い言葉にはあるいはあって、僕の
無学のために知らぬのかは
測られぬが、
恩という字に
和訓のないことである。
和名に
漢字の
和訓を
充當したものが、
理由なく
誤訓された
惡例も
可なりある。
かやうの所いづかたにもあるゆゑに
下踏の
歯に
釘をならべ
打て
蹉跌ざる
為とす。
唐土にては是を
欙とて山にのぼるにすべらざる
履とす、
欙和訓カンジキとあり。
かやうの所いづかたにもあるゆゑに
下踏の
歯に
釘をならべ
打て
蹉跌ざる
為とす。
唐土にては是を
欙とて山にのぼるにすべらざる
履とす、
欙和訓カンジキとあり。