合図の呼子笛の声、たいまつの光り、それが一度にみだれ合って、すべての組々も皆ここに駈け集まった。神原茂左衛門は第五の組であったが、場所が近かったために早く駈けつけた。
探ってみるであろう。万一、なんぞ非常な場合が生じた時には、呼子笛を吹いて合図をすること。よいか、くれぐれ先の者に気取られるなよ
“呼子笛”の解説
呼子笛(よびこぶえ)とは次の2通りの意味を指す笛である。
現在の物で、共鳴胴の中にコルクやストローでできた軽い玉を入れた笛。音はきわめて甲高く、単音の連続である「ピー」ではなく「ピリピリピリ…」と短いサイクルで音調が変化する性質を持つ。現在は「ホイッスル」と同じ意味で使われることが多い。またサンバホイッスルには玉のコルクの代わりにストローが入っており、これが共鳴体の役目をしている(近年では一部の高級呼子笛にもストロー共鳴体が使用されるタイプが登場)。
古くからの物で、木・竹・プラスチックで出来た単管タイプの笛。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)