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吾邦
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わがくに
ふりがな文庫
“
吾邦
(
わがくに
)” の例文
前段に申した今日
吾邦
(
わがくに
)
における客観文学の必要とは、我邦現在の一般の教育状態からして案出した愚考に過ぎんのであります。
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
而
(
しかう
)
してその
隆盛
(
りうせい
)
に至りし
所以
(
ゆゑん
)
のものは、有名の学士
羅希
(
らき
)
に
出
(
いで
)
て、之れが改良を
謀
(
はか
)
るに
由
(
よ
)
る。然るに
吾邦
(
わがくに
)
の学者は
夙
(
つと
)
に
李園
(
りゑん
)
(原)を
鄙
(
いやし
)
み、
措
(
おい
)
て
顧
(
かへり
)
みざるを以て、之を記するの書、
未嘗
(
いまだかつて
)
多しとせず。
本の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかし今日の
吾邦
(
わがくに
)
に比較的客観態度の叙述が必要であると云う事は、向後何年つづく事か明らかには分りません。
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今の評家はかほどの事を知らぬ訳ではあるまいから、御互にこう云う
了見
(
りょうけん
)
で過去を研究して、御互に得た結果を交換して自然と
吾邦
(
わがくに
)
将来の批評の土台を築いたらよかろうと相談をするのである。
作物の批評
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
極
(
きわ
)
めて落ちついた十八年を
吾邦
(
わがくに
)
で過ごされた。
ケーベル先生
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
邦
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“吾”で始まる語句
吾
吾人
吾家
吾々
吾妻橋
吾妻
吾儕
吾輩
吾子
吾等