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吟誦
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ぎんしょう
ふりがな文庫
“
吟誦
(
ぎんしょう
)” の例文
「はははは。そうらしいな。寒さを克服なさるため、
足拍子
(
あしびょうし
)
にあわせて、書物のうちのお好きな
辞句
(
じく
)
でも、
吟誦
(
ぎんしょう
)
していらっしゃるのであろう」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かれは、「
響
(
ひびき
)
りんりん」という故郷を去るの歌をつねに好んで
吟誦
(
ぎんしょう
)
した。その調子には言うに言われぬ悲哀がこもった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
あの敏感な市川が我と我身の青春に
堪
(
た
)
えないかのように、「されど
去歳
(
こぞ
)
の雪やいづこに」と
吟誦
(
ぎんしょう
)
して聞かせた時の声はまだ岸本の耳の底にあった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一、
雑
(
ぞう
)
の句は四季の聯想なきを以て、その意味浅薄にして
吟誦
(
ぎんしょう
)
に
堪
(
た
)
へざる者多し。ただ勇壮高大なる者に至りては必ずしも四季の変化を待たず。故に
間々
(
まま
)
この種の雑の句を見る。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鄭玄は自分の文を詩のように
吟誦
(
ぎんしょう
)
してから封をした。玄徳は押しいただいて門を辞した。驢をめぐらして城に帰ると、すぐ部下の
孫乾
(
そんけん
)
を河北へ使いに立てた。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“吟誦”の意味
《名詞》
声高く詩歌をうたうこと。
(出典:Wiktionary)
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
誦
漢検1級
部首:⾔
14画
“吟”で始まる語句
吟味
吟
吟咏
吟味与力
吟詠
吟哦
吟味與力
吟醸
吟味中
吟興