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合羽
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がっぱ
ふりがな文庫
“
合羽
(
がっぱ
)” の例文
草双紙の
挿絵
(
さしえ
)
を例にとって言えば、『金花七変化』の
鍋島猫騒動
(
なべしまねこそうどう
)
の小森半之丞に、トンビ
合羽
(
がっぱ
)
を着せたり、靴をはかせたりしている。
明治十年前後
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
男は小柄な躯つきで、それが女のようにしなしなしてい、気取った
媚
(
こび
)
のある身ぶりで、おそのの
塵除
(
ちりよ
)
け
合羽
(
がっぱ
)
を脱がしてやっていた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
多勢とともに追跡してみたが、なにしろあの人出、一度は旅
合羽
(
がっぱ
)
へ手をかけたもののスルリと抜けられて、ついそこの通りでとうとう与吉の影を見失ったという。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
丁度其の日の
申刻
(
なゝつ
)
下
(
さが
)
り、日はもう西へ傾いた頃、此の茶見世へ来て休んでいる
武士
(
さむらい
)
は、廻し
合羽
(
がっぱ
)
を着て、柄袋の掛った大小を差し、半股引の少し
破
(
や
)
れたのを穿いて
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と言って、半蔵は寿平次と一緒に、その荒い
縞
(
しま
)
の
回
(
まわ
)
し
合羽
(
がっぱ
)
を着た牛行司の後ろ姿を見送った。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
読物はこの頃になっては、ずっと新しくなっていて、
丁髷
(
ちょんまげ
)
の人物にも洋傘やはやり
合羽
(
がっぱ
)
を着せなければ、人々がかえり見ないというふうだった。
明治十年前後
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
雨
合羽
(
がっぱ
)
と笠と新しい草鞋が揃えてあった、お滝という女の心配して呉れたものらしい、然し当人は姿をみせなかった。
金五十両
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“合羽”の意味
《名詞》
合 羽 (かっぱ)
防寒や防水などの目的で衣服などの上に羽織る物。
芝居小屋などの木戸口にいて、客を呼び込む男。
屋根の板と板の隙間に被せる板金。
(出典:Wiktionary)
“合羽”の解説
合羽(かっぱ、pt: capa)は、雨具の1つで、本来は身にまとって雨や雪を防ぐ外套の意であったが、現在ではレインコート、レインウェアなどの雨具一般を「カッパ」「雨ガッパ」と呼ぶ。英語のケープ(cape)と同じ語源。
(出典:Wikipedia)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“合羽”で始まる語句
合羽橋
合羽屋
合羽坂
合羽籠
合羽占地茸
合羽傘
合羽張
合羽持
合羽阪