可悩なやまし)” の例文
子を生みし後も宮が色香はつゆうつろはずして、おのづか可悩なやまし風情ふぜいそはりたるに、つまが愛護の念はますます深く、ちようは人目の見苦みぐるしきばかりいよいくははるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼はそのおもて可悩なやましげにいたくも色を変へたるを発見して、ただちに寄り来つ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)