“古提灯”の読み方と例文
読み方割合
ふるぢょうちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、自転車に附けるラムプの借用を申し込んだが、「此れ持つて行きなはれ」と主人が奥から出して来てくれたのは、「魚崎町三好屋」と云ふ文字のある、何処どこかの仕出屋しだしや古提灯ふるぢょうちんであつた。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、自転車に附けるラムプの借用を申し込んだが、「これ持って行きなはれ」と主人が奥から出して来てくれたのは、「魚崎町三好屋」と云う文字のある、何処どこかの仕出屋しだしや古提灯ふるぢょうちんであった。
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)